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素直じゃない契約

第6章 夏


「!!!!!!
早く帰ろう!!!」

『雷怖いの??』

「怖いじゃなくて嫌いなの!!!」


理生くんの腕を掴んで早足になる。


ドカーーーン!!!ゴロゴロゴロ…


「うぎゃぁぁぁっっっっっっ!!!」


思わず近くにいた理生くんの腕にしがみついてしまった。


「あばばばば、あの、ごめ、でででも、あの」


パッと離したけど、理生くんがあたしの手を取り自分の腕に掴ませた。


『大丈夫だよ。僕がいるからね』


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