優しいキスをして
第3章 3度目のキス……美優の闇
いつもの駐車場に入ると、いつもどおりあたしの車の横にマサキは車を停めた。
「じゃあね」
あたしは降りようとドアに手をかけた。
横からマサキの手が伸びてきて、ドアノブの上のあたしの手を掴んだ。
「……俺、あきらめないから。お前のこと」
あたしはマサキを軽く睨んだ。
「……マサキ、その話はもうやめてよ」
マサキは妖しげなしたり顔であたしの目を見つめて言った。
「でもお前はまた俺に会うんだろ?」
「…………っ」
「体が求めるから、離れられないだろ?」
「……やめて」
「また連絡するから」
「じゃ…………」
降りようとすると、マサキに強引に肩を抱かれ、キスされた。キス自体は荒々しくはなく、恋人を愛しく思うような、甘いキスだった。
あたしはこのキスに弱い。ふと、いつのまにかはだけられたブラウスに手を入れてマサキがあたしの胸を揉み回した。ブラの中に手を突っ込みあたしの胸の突起を刺激する。
「……ふっ、……ぁあっ」
「……クスッ。ほら、俺を求めて感じてる」
あたしは顔が燃えるように熱くなるのを感じた。
「ばか!」
あたしはマサキを突き飛ばすとドアを開けてすぐに車を降りた。
自分の車の鍵を出してドアを開けると、マサキはサイドのパワーウィンドウを開けた。
「お大事にな。ちゃんと病院行けよ?」
「言われなくても行くよ!」
「じゃあな」
マサキは車を一度バックさせると走り去って行った。
悔しいけど、マサキの言うとおりだ。
きっとあたしはまたマサキを求め、会ってしまう。
マサキの向こうに百夜を見ているから。百夜に触れて、触られている気がするから。
マサキのあの瞳に、百夜を感じてしまうから。
性格も、しゃべり方も、物の好みも違うのに、あたしを見る目は同じ瞳をしている。
マサキはあたしを好きだと言ってくれたけど、結局百夜を忘れられていないあたしは、マサキと付き合う資格すらない。
あたし、百夜のこと、いつになったら忘れられるんだろう…………。
「じゃあね」
あたしは降りようとドアに手をかけた。
横からマサキの手が伸びてきて、ドアノブの上のあたしの手を掴んだ。
「……俺、あきらめないから。お前のこと」
あたしはマサキを軽く睨んだ。
「……マサキ、その話はもうやめてよ」
マサキは妖しげなしたり顔であたしの目を見つめて言った。
「でもお前はまた俺に会うんだろ?」
「…………っ」
「体が求めるから、離れられないだろ?」
「……やめて」
「また連絡するから」
「じゃ…………」
降りようとすると、マサキに強引に肩を抱かれ、キスされた。キス自体は荒々しくはなく、恋人を愛しく思うような、甘いキスだった。
あたしはこのキスに弱い。ふと、いつのまにかはだけられたブラウスに手を入れてマサキがあたしの胸を揉み回した。ブラの中に手を突っ込みあたしの胸の突起を刺激する。
「……ふっ、……ぁあっ」
「……クスッ。ほら、俺を求めて感じてる」
あたしは顔が燃えるように熱くなるのを感じた。
「ばか!」
あたしはマサキを突き飛ばすとドアを開けてすぐに車を降りた。
自分の車の鍵を出してドアを開けると、マサキはサイドのパワーウィンドウを開けた。
「お大事にな。ちゃんと病院行けよ?」
「言われなくても行くよ!」
「じゃあな」
マサキは車を一度バックさせると走り去って行った。
悔しいけど、マサキの言うとおりだ。
きっとあたしはまたマサキを求め、会ってしまう。
マサキの向こうに百夜を見ているから。百夜に触れて、触られている気がするから。
マサキのあの瞳に、百夜を感じてしまうから。
性格も、しゃべり方も、物の好みも違うのに、あたしを見る目は同じ瞳をしている。
マサキはあたしを好きだと言ってくれたけど、結局百夜を忘れられていないあたしは、マサキと付き合う資格すらない。
あたし、百夜のこと、いつになったら忘れられるんだろう…………。