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行かないで

第2章 それからのこと

学校の準備をしていると 部屋にお父さんがきた。


今日はよく人くるな…

お父さんは、
「学校いくのか。」

と、ちょっと怖そうな顔をして言った。


「え、う うん……」

なんでそんな顔するの…?



「わかった。いってらっしゃい。」

お父さんは…やさしそうな顔で言った。



なんか……胸のおくがざわざわする……………





お父さんは、しばらく私のことを見て、去っていった…


どうしたんだろ……う




まぁ、いいやっ…

朝ごはん食べたしっ 学校いこ~~っ!!!


「しょうにい、けんにい、いってきます!!!!」

声が裏返るほど大きな声をだしていった。


「いってらっしゃーい!気をつけてね!!忘れ物ないか?お弁当もった?」

わたしははぁとため息をついて、
「お母さんみたい!!!!ばーかっ!」
と笑いながら言って、玄関のドアをバタンっと音をたててしめると、

涙がぼたぼたおちてきた。



胸が締め付けられた。

なんでばーかなんていったんだろう。



最悪……

きづかってくれて…とてもうれしかったのに。

わたしはとぼとぼ歩いてた。

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