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疼くカラダ

第2章 セフレ

「誰でも…って、なわけねーだろ。好きだから、したい」


「ふーん…そうなんだ」


ってことは、やっぱり翔平くんはあたしのことが好き?


照れて本音を言えなかった?


ううん、昨日のあれは完全に勢いだよね。


ってことは…。


「俺としたいの?」


片岡くんがフフッと笑う。


「違うの!あたし…昨日初めてしたの。だけど相手はあたしを好きじゃなくて」


「へー。誰、そいつ」


平然と聞いてくるあたり、セックスに抵抗がないとみえる。


さすが片岡くん。


「誰かは、言えない」


「あっそ。お前ってー…誰にでもさせるんだ?」


軽蔑の目を向けられて、慌てた。


「違うよ。好きだったの、ずっと。だからいいって思った」


「ふーん…付き合わねーの?」


「だって、サッカー部って彼女作っちゃダメ……あっ」


しまった。


自ら、暴露してしまった。


「サッカー部……」


片岡くんから、冷たい視線を浴びせられる。


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