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疼くカラダ

第1章 ヤリタイダケ

「しょうがねーな、一回だけな?」

やった!

コントローラーを渡され、ベッドに座る。

翔平くんも、あたしの隣に座った。

「ねえ、何してたの?」

ゲームをしているから、視線はテレビ。

それでも翔平くんとの会話は忘れない。

「何って、別に。部屋でぼーっとしてた」

「ほんと?携帯見て、誰かからのメールを待ってたとか」

机に向かっていたけど、手に携帯を持っていたのをあたしは見逃さなかった。

「メール…お前から来ないかなーって待ってた」

うれしいっ!

いや、あたし携帯持ってない!

「そんな嘘つかないでよ。今日、告白されてたよね。その人と連絡先交換したの?」

そしたら翔平くんの顔がにやりとゆるんだ。

え…図星?

しかも、その表情は…?

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