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最後の恋は甘めの味で

第9章 相合傘

この男は自分の今までの行動を分かっていないのだろうか。


居酒屋では(私が先だけど.....)強引にキスをしてきて


社内では人目もはばからず抱きしめ


ホテルでは絶妙な手と舌の動きでイかせられた。


最終的にはうざいほどの視線。


これだけしといてなぜ警戒されないと思うのか。


「えぇ。してるわよ。だから早くあなたから離れたいの」

「だったら、相合傘、提案したとき断れば良かったじゃないですか」

「濡れたくはないの」


まるで子供のような言い訳。

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