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最後の恋は甘めの味で

第10章 戻りたくない

それをいいことに、キツめの女性......



あー、そうだ



と何故かこのタイミングで彼女の名を思い出す。


望月さん。


彼女はずっと私に何かを言っている模様。


私は口の動きを見詰めるだけで全然彼女の言葉が耳に入ってこない。



どうしたのよ.....

否定しないとこの子らに勘違いされたまま



そう思うのにどうしたって脳が言葉にするのを拒否する。


「さいっていですね!」


その言葉だけはっきりと聞こえ、彼女達は去って行った。

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