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最後の恋は甘めの味で

第12章 一番の笑顔

「〜〜〜〜!!!」


上條くんは痛みのあまりか声にもならず、その場に頭を抱えてしゃがみ込む。


私の頭もグワングワンとし、どうにも今の出来事の整理がつかない。


第一なぜ私は体を起こそうと......



えーっと.....確かここが.....



「そうよ!会社だからじゃない!!」

「大きな声出すなよ......この石頭女......ってぇ.....」



石頭女って.....



本当に痛かったらしく、上條くんはしばらくの間、そこで小さくなったまま動かなかった。

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