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最後の恋は甘めの味で

第2章 生意気

見下ろしても見上げても綺麗な顔立ちだと密かに思う。




そんな顔立ちは気付けば目と鼻の先にあった。





「っ......」







狼狽える私とは正反対に上條くんは楽しそうに唇を歪ませる。





「ねぇ、暁さん.......」


「ちょ、ちょっと待って!こんなところで!」







上條くんの胸を強く押した瞬間。

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