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最後の恋は甘めの味で

第16章 燻った気持ち

俺はそんな様子の暁さんを見て堪らなくなる。



あー、もう、だめ

限界



すっと暁さんから離れ、戸の方へと歩き出す。


ぽけーとして俺を見つめる暁さん。



バカだなぁ

逃げればいいのに



思わずクスクスと笑ってしまう。


カチャリ.....



そんな音を立てたことでようやくこれから起こりうる事の重大さに気付いた様子の暁さん。


マッサージチェアから動こうとするももう遅い。

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