
最後の恋は甘めの味で
第17章 黒い感情
俺は、自分のネクタイを外し、一つにまとめた暁さんの手を上に。
そのまま、ネクタイで縛る。
「!!」
暁さんが痛みからか少し顔を歪める。
強く締めすぎたかもしれない、と思うも、それを外すのは愚か緩めようとも思わなかった。
その手首に優しく口付けし
「痛いだろうけど少し我慢して下さいね」
心にもないことを口にした。
「こ......なの、ご、かんよ.....!」
暁さんが強く俺を睨む。
「前も言ったでしょう?犯罪は相手が嫌と感じなければ犯罪にならないって」
「嫌、よ.......こん、な.....」
ポロポロと涙が耐えず流れている。
俺の舌ではもうすくえ切れないほど。
「........理由は?貴女は俺が嫌いなわけじゃないんでしょ?」
強引にしかも会社で、いくらでも理由はある。
でも、どれをとってもなんだか暁さんの様子を見て違う気がしてならない。
そのまま、ネクタイで縛る。
「!!」
暁さんが痛みからか少し顔を歪める。
強く締めすぎたかもしれない、と思うも、それを外すのは愚か緩めようとも思わなかった。
その手首に優しく口付けし
「痛いだろうけど少し我慢して下さいね」
心にもないことを口にした。
「こ......なの、ご、かんよ.....!」
暁さんが強く俺を睨む。
「前も言ったでしょう?犯罪は相手が嫌と感じなければ犯罪にならないって」
「嫌、よ.......こん、な.....」
ポロポロと涙が耐えず流れている。
俺の舌ではもうすくえ切れないほど。
「........理由は?貴女は俺が嫌いなわけじゃないんでしょ?」
強引にしかも会社で、いくらでも理由はある。
でも、どれをとってもなんだか暁さんの様子を見て違う気がしてならない。
