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最後の恋は甘めの味で

第21章 鳴る携帯

とりあえずは、謝るしか俺の話を聞いてもらえる方法はないらしい。


悟った俺は素直に頭を下げた。


きっと涼は驚いているだろう。


滅多として人に謝らない俺だから。


「悪かった。あんときは俺が俺がって自分本意過ぎた。気持ち、認めた今ならどれだけ愚かだったか」

「認めたの?!」


俺の言葉を遮り、涼は体を前のめりにする。

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