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最後の恋は甘めの味で

第21章 鳴る携帯

俺の口ぶりからして単なるフラれ話じゃないと察知したらしい。


「行く行く!仕事があっても行く!」

「いや、仕事はしろよ......っていうかだから、声」

「真也の恋愛話よ?!しかもフラれ話!声も大きくなるわよ!!」


人がフラれたというのになんて楽しそうなことか。


でも、涼のこんな姿を久しぶりに見る気がして俺らしくもなく口元に笑みを浮かべる。


「それで、どこにする?場所!」


涼は待ち遠しいと言った感じで聞いきた。






「そうだな.......場所は........」










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