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最後の恋は甘めの味で

第22章 聞こえた想い

そう思いながらも結局、何もしていない俺。


自分のマンションに着き、上着を脱がせ、掛け、自分のベッドに起こさぬように優しく降ろしてあげた。


俺だって男なわけで自分の部屋しかも自分のベッドに好きな人が無防備に寝てればそれなりに心が擽られる。


最悪の事態を回避するべく、暁さんの上着に脱臭スプレーをかける俺、マジ紳士。


ついでに除菌も。


あ、別におっさんらに触られたのを気にしてるわけではない。


単純になんとなく除菌スプレーが目に付いたからだ。

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