テキストサイズ

最後の恋は甘めの味で

第26章 告げる想い

今日の出来事を頭の中で整理しつつ順序正しく


上條くんに変な誤解を与えないよう優しく語っていく。


「私自分でも傷付いちゃうんだろうなって思ったんだけど、違ったの。私の心は私の思いには反して優しいものだった。好きだった人の......愛していた人の......幸せな姿、見れて嬉しいって思ったのよ?」


上條くんがピクリと反応したのが分かった。


「それもこれも貴方のお陰なのよ?上條くん。その上、あのメールなんてちょっとずるいんじゃない?」

「読ん、で.....」

「私を誰だと思ってるのよ。Emailに文字制限ないことくらい知ってるわ」


なんてったってシステムエンジニア歴、10数年。


そういう知識はごまんと植え付けられてる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ