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最後の恋は甘めの味で

第5章 最悪の日

なるほど



一人でうんうんと首を縦に振り納得をする。


部長はつまり上條くんをダシとして使ったのだ。


納得はしてもひどいと思うことはなかった。


それもひとつの戦略と言っても過言ではないから。


上條くんのことだからそれも承知の上で了承したのだろう。



それにしても、女社長かぁ.....

きれいなんだろうなぁ

きっとあの上條くんだって......




そこまで考え、思考停止。



そう言えば、今日何かある度に上條くん、上條くんって.....



私は一体何を意識しているんだろう。



昨日一緒に飲みに行った”だけ”っていうのに何を意識しているの。



馬鹿げてる。



頭を早急に切り替え、私は打つスピードをより早くした。

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