
最後の恋は甘めの味で
第5章 最悪の日
10分程経って、佳世が戻らないのを見てまた何かトラブルがあったのかもしれないと予測を立てる。
だからと言ってこの場を離れて行き違うのもなんだか悪い気もするし。
んーっと唸っているとこちらに向かってくる足音に気付く。
どうやら、男性のようで。
目を冷やしていたコーヒーを取り、目線をそちらに向ける。
そこには.....
「!」
今日、私が知らず知らずのうちに意識していた人の姿。
社長に会っていただけあってきちっとスーツで決めている。
こんなにもスーツを着こなせるものなのかと思うほど着こなしていて見惚れるくらいだ。
彼も私に気付き、歩みを一度止めたが、自販機に本当に用があったらしく、なんの声かけもないまま、自販機まで歩を進めた。
お疲れ様、くらい言いなさいよ
と思うも、多分今日は私が言うべきなのだろう。
だからと言ってこの場を離れて行き違うのもなんだか悪い気もするし。
んーっと唸っているとこちらに向かってくる足音に気付く。
どうやら、男性のようで。
目を冷やしていたコーヒーを取り、目線をそちらに向ける。
そこには.....
「!」
今日、私が知らず知らずのうちに意識していた人の姿。
社長に会っていただけあってきちっとスーツで決めている。
こんなにもスーツを着こなせるものなのかと思うほど着こなしていて見惚れるくらいだ。
彼も私に気付き、歩みを一度止めたが、自販機に本当に用があったらしく、なんの声かけもないまま、自販機まで歩を進めた。
お疲れ様、くらい言いなさいよ
と思うも、多分今日は私が言うべきなのだろう。
