テキストサイズ

最後の恋は甘めの味で

第33章 初めての..... 後編

その時、思い出した立花さんの姿。


あの時、たしか俺はヤる場所を
探してて下駄箱を通ったんだ。


そこに立花さんがいた。


その横顔は悲しそうで今にも泣き出しそうだった。



なぜ?



思った疑問はそのあとの情事により消されてしまったけれど


もしかして原因は.....


「からかう.....?」

「そ。ちょーっと机に落書きとか靴とか物とか隠したり?」

「弁当箱、便器に落としたときはいい反応してたよねー」


ゲラゲラと下品に笑う女達。


そんなのからかうの範疇超えてる。


れっきとしたいじめだ。


「なんで....んなこと....」

「なんでって.....真也が悪いんだよ?誰にも見せない顔、立花さんに見せんだもん。みんな、嫉妬したの」



誰にも見せない.....?



俺は、一体どんな顔をしていたんだ。


いや、そんなことよりただ、それだけで立花さんはいじめられていたのか?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ