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最後の恋は甘めの味で

第33章 初めての..... 後編

恋をしたことがないとはいえ


こんな時に気付くなんてバカみたいだ。


”誰にも見せない顔”


女の言葉が頭の中で木霊する。


どんな顔かははっきり分からないけれど


きっと俺は立花さんを愛しそうに見ていたんだろう。


気付いた気持ちは俺の中で大きくなるばかりで。


俺は俺を掴んでる手を剥がし、走り出す。


女が何か言った気がしたけどそんなこと気にも留めず


向かうは職員室。












君の元へ早く、早くーーー










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