最後の恋は甘めの味で
第34章 告白と再会
真也も言っていたけど
それは過去のことだし気になっても仕方ないのは分かっているのだけど.......
じとーと新聞を読みながらコーヒーを飲む真也を見る。
いつの間にやらその姿は仕事着のスーツで
新聞を捲る長い指だとか、コーヒーを飲む薄くてエロい唇とかに思わず目がいってしまう。
ごくりと音を立て唾を飲み込んだ時
ハッとし、視線を真也の顔に戻せば、バチッと視線がぶつかった。
「なーに人の事見て唾飲んでるんですか。いやらしい」
「ち、ちが!これには深い理由が!」
「人のこと昨日散々我慢させといて自分は人見て欲情ですか。いいご身分ですね」
上條くんは笑顔で刺々しく言い放つ。
私は言い返すこともできず言葉を詰まらせた。
それは過去のことだし気になっても仕方ないのは分かっているのだけど.......
じとーと新聞を読みながらコーヒーを飲む真也を見る。
いつの間にやらその姿は仕事着のスーツで
新聞を捲る長い指だとか、コーヒーを飲む薄くてエロい唇とかに思わず目がいってしまう。
ごくりと音を立て唾を飲み込んだ時
ハッとし、視線を真也の顔に戻せば、バチッと視線がぶつかった。
「なーに人の事見て唾飲んでるんですか。いやらしい」
「ち、ちが!これには深い理由が!」
「人のこと昨日散々我慢させといて自分は人見て欲情ですか。いいご身分ですね」
上條くんは笑顔で刺々しく言い放つ。
私は言い返すこともできず言葉を詰まらせた。