最後の恋は甘めの味で
第34章 告白と再会
というかまだ根に持っていたのか。
いや、ひどいことをした自覚はある。
あるけれど、そんなに.....?
体を重ねるってそんなに大事なことなの?
ほら、想いさえ繋がっていればなんとやら!
ぐっとガッツポーズをする私を冷たい目で見る真也が指すは掛け時計。
その針はいつもなら電車に乗るはずの時間を過ぎてしまってる。
あんぐりする私をよそに真也は優雅にコーヒーをまだ飲んでる。
なぜそんなにゆったりとしてるのか、と一瞬思うも
そういえば、真也は車だし今私がいる真也のこのマンションは会社に程よく近かった気が。
なぁーんだ。まだ全然余裕じゃない
ホッと胸を撫で下ろしたのも束の間。
真也が口を開く。
「暁さん、歩きでしょ?もう出ないとまずいですよ。さすがに」
「へ?だって、真也、車.....」
「........暁さん、自分で決めたこと、自分で破るつもりですか。”上司”と”部下”が一緒な車で通勤ってやばくないんですか?俺は全然構いませんけど」
その言葉で私が急いで玄関を飛び出したのは言うまでもない。
いや、ひどいことをした自覚はある。
あるけれど、そんなに.....?
体を重ねるってそんなに大事なことなの?
ほら、想いさえ繋がっていればなんとやら!
ぐっとガッツポーズをする私を冷たい目で見る真也が指すは掛け時計。
その針はいつもなら電車に乗るはずの時間を過ぎてしまってる。
あんぐりする私をよそに真也は優雅にコーヒーをまだ飲んでる。
なぜそんなにゆったりとしてるのか、と一瞬思うも
そういえば、真也は車だし今私がいる真也のこのマンションは会社に程よく近かった気が。
なぁーんだ。まだ全然余裕じゃない
ホッと胸を撫で下ろしたのも束の間。
真也が口を開く。
「暁さん、歩きでしょ?もう出ないとまずいですよ。さすがに」
「へ?だって、真也、車.....」
「........暁さん、自分で決めたこと、自分で破るつもりですか。”上司”と”部下”が一緒な車で通勤ってやばくないんですか?俺は全然構いませんけど」
その言葉で私が急いで玄関を飛び出したのは言うまでもない。