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最後の恋は甘めの味で

第34章 告白と再会

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私が息を荒げ、着いた時、既に真也はいてムカついたけれど


遅刻は何とか免れた。


心配事が一つ消えれば、思い出す気になること1つ。


雫さんとの結末を結局朝、聞けず終いだった。


仕事中聞けるわけもなくもやもやしたまま。


やっとこさ昼休みが来たかと思えば


真也の姿が部署内に見えずまたもやおあずけ状態に。


仕方なく佳世を捕まえ


屋上にて覚えてるとこまで雫さんについて話をした。


「はー.....また大人しい子に惚れたのね。真也くん」

「.......そうね....」


佳世が”真也くん”と呼ぶことはもう触れまい。


「一体何十と体重ねたのかしら。高校生の癖に生意気極まりないわね」

「今より若かったって考えればまあ、想像つくような気もしなくもないけどね」


今でさえ25と思わせないほどの顔をしているのに


それより約10は下の時の真也なんてそれはそれは輝いていただろう。

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