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最後の恋は甘めの味で

第34章 告白と再会

男性は私達の前で歩みを止め、一度深呼吸。


すっと見据える先は私。


「あの.....お話があります」


思わず後方確認。


しかし、人はおらず。


「あ、あのー.....」

「暁、あんたのことだと思うけど?」


年下くんはそんな佳世の言葉にうんうん頷いている。


「相模暁さんにお話があるんです」


名前まで出されてしまえば確定もの。


どうやら彼は本当に私に用があるみたいだ。


それにしても見知りもしないこの子に呼ばれるなんて私、何をしたの?


「えと....なんでしょうか.....」


と問うもここでは.....と濁され、私は年下くんに付いて行くことに。


屋上を出る際、佳世が微妙な顔をしていたけど戸が閉まり、聞けなかった。



「.....あれは完璧にそうよねぇ....まあ暁は気付いてないみたいだけど。暁って自分がモテる自覚ないしなぁ.....こりゃ真也くん、大変だ」




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