
最後の恋は甘めの味で
第35章 嫉妬と罪悪感
自分のマンションに着き、部屋に行けばぬぼーっと立ってる暁さんを発見。
「シャワーを浴びて下さい」
と言えば、予想通りの言葉が返ってきたので袋を丸ごとあげ脱衣所に押し込んだ。
俺がこのあとすべきことは朝食の準備。
これではまるで執事のようだなと自分で自分を笑う。
でもこれもあれも全部暁さんのためだと思えば苦じゃないと思える。
寧ろ楽しいとさえ感じる。
そのためか気付けばそれはそれは素晴らしいbreakfastが....
......まあ、余れば夜に回せるし
調理器具の片付けをしているところで暁さんが上がってきて感嘆の声をあげた。
食べている時もんーだのおいしーだのオーバーにリアクションをしてくれるので飽きることはなかった。
食事も終わり片付けも終わり、時計を見ればさすが5:00起き。
いろいろしてたとは言え、まだまだ行くまでには時間が有り余っていた。
