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最後の恋は甘めの味で

第35章 嫉妬と罪悪感

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会社を出て少し車を走らせたところにあった喫茶店で暁さんの連絡を待つ。


昼のことで自己嫌悪に陥りながら。


嫉妬嫉妬嫉妬.....


この俺らしくもなく暁さんと付き合い出してから......


いや、きっとその前からその感情にずっと飲まれてる。


告白は防げたけれど暁さんがいる前であの空気はダメだった。


黒くて重い俺の気持ち。


でも、独占欲はどうしたって出るからまだ仕事をしてた暁さんに置き手紙。



忠告くらいは、いいよな.....



胸ポケットの携帯が震えた気配。


見れば暁さんからのもので仕事が終わったメール。

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