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最後の恋は甘めの味で

第36章 どうして.....?

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□□株式会社に着きすぐに研修生と再開。


その様子からして全く当時と比べ成長が見られなかった。


これは何度教えても無駄だと悟った私は、上司同伴をお願いした。


その結果、なんと立派なことでしょう。


メモ帳まで出し、私の説明を一から十まで書き込んでいる。


上司なんてヘラヘラ顔で


「偉いでしょう?うちの。自慢なんですよ」


と鼻高々に公言してらした。



もろ騙されてますよー



言いたかったけど言わずに口を噤んだ私を誰か褒めて欲しいくらいだ。


頭を深々と下げ、私の説明不足でを連呼し研修生達を睨めばそれなりに効いたご様子だった。


少しスッキリし、私はタクシーに乗り込んだ。

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