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最後の恋は甘めの味で

第40章 え?言いましたよ?

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なーんだと思い、空いてると快く返事。


土日ということは遠出でもするのかなとワクワクして


キレイめの格好をしてきて本当に良かったと今心から思っている。


だってもし私の目の前にそびえ立つお城かと思うほどの豪邸に


入るとか言われた場合ちょっとは恥ずかしくないはずだから。


私は口をあんぐりと開けたまま閉じれないでいた。


真也が車の中で今回の目的を


お婆ちゃんへ私を紹介する


と話したのを思い出す。



もしかして......そのお婆ちゃんって、この家の主とかじゃないわよね......?



ぎぎぎと顔を動かし真也の横顔を見る。



あぁ、見惚れるほど端整な顔立ち.....



じゃなくて。


「ねぇ、真也.......ここ、日本よね?」

「飛行機か船乗って海渡りましたか?俺ら」

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