
最後の恋は甘めの味で
第40章 え?言いましたよ?
”俺の実家金持ちなんで”
確かにそのような言葉を聞いた覚えがある。
だけどあの時は完全に冗談だと思っていて......
まさか.......まさかだけど......
「あれって、本当だったの?!実家ってえぇ?」
混乱し声の大きさを制御できない私。
真也は指で耳栓をしながら答える。
「誰が嘘って言ったんですか。まあ、正確に言えば母方の祖母が富豪なんですけど、母は平凡な父と駆け落ちしたんで、俺自身は金持ちじゃないですよ」
「え.....?かけお.....ひぁ..ちょ、ま.....どこさわ....んんっ ......」
いつの間にか私は裸体を晒している状態に。
真也の指がいやらしく立った胸の先端を捏ねている。
