最後の恋は甘めの味で
第6章 高級ホテル
都内で有名な高級ホテル......
なんていい響きなんだろう。
「高級ホテル.....」
そう口に出してみれば私の内にあった好奇心はみるみるうちに膨れあがった。
とりあえず、入ってきた時に目に入ったトイレでも見てみようと決める。
もはや、トイレとお風呂が別なこと自体感動な訳だが。
恐る恐る戸を開け
「失礼しまーす.....」
と誰に言うでもなく伺ってみる。
するとぱっと明かりがついた。
人体感知式のライトなんだ
別にそんなトイレは今時珍しくない。
ちょっとした飲食店とか行けば当たり前だしうちの会社だってそれだ。
ただ、私の心に高級ホテルという字があるだけで何事も特別なものに見えてしまう。
自動で開くトイレもまたまたキラキラと輝いている。
このトイレでは一生粗相はできないだろうな.....
と変な感傷に浸り、戸を閉める。
顔を勢い良く次の扉に向ける。
あれがなんの扉なのか私はなんとなく予想がついている。
近付き、それを開く。
広がる広い空間。
これが噂のウォーキングインクローゼット.....
一体ここに何泊泊まればここはいっぱいになるんだろう。
足を踏み入れ、スタスタと歩いてみる。
私、ここが部屋でもいい
そんな馬鹿げたことを思う。
一度深呼吸をし、冷静さを取り戻す。
部屋に戻り、扉を閉じる。
まだまだ見たいもの触りたいものは多くあるが私はもう我慢の限界だった。
視線をそれに移し、勢いよく走る。
そして......
ぼふん!
という音と共に体はそれに沈んだ。
キングサイズのベッド。
それはまるでお伽話の世界から飛び出してきたかのよう。
なんていい響きなんだろう。
「高級ホテル.....」
そう口に出してみれば私の内にあった好奇心はみるみるうちに膨れあがった。
とりあえず、入ってきた時に目に入ったトイレでも見てみようと決める。
もはや、トイレとお風呂が別なこと自体感動な訳だが。
恐る恐る戸を開け
「失礼しまーす.....」
と誰に言うでもなく伺ってみる。
するとぱっと明かりがついた。
人体感知式のライトなんだ
別にそんなトイレは今時珍しくない。
ちょっとした飲食店とか行けば当たり前だしうちの会社だってそれだ。
ただ、私の心に高級ホテルという字があるだけで何事も特別なものに見えてしまう。
自動で開くトイレもまたまたキラキラと輝いている。
このトイレでは一生粗相はできないだろうな.....
と変な感傷に浸り、戸を閉める。
顔を勢い良く次の扉に向ける。
あれがなんの扉なのか私はなんとなく予想がついている。
近付き、それを開く。
広がる広い空間。
これが噂のウォーキングインクローゼット.....
一体ここに何泊泊まればここはいっぱいになるんだろう。
足を踏み入れ、スタスタと歩いてみる。
私、ここが部屋でもいい
そんな馬鹿げたことを思う。
一度深呼吸をし、冷静さを取り戻す。
部屋に戻り、扉を閉じる。
まだまだ見たいもの触りたいものは多くあるが私はもう我慢の限界だった。
視線をそれに移し、勢いよく走る。
そして......
ぼふん!
という音と共に体はそれに沈んだ。
キングサイズのベッド。
それはまるでお伽話の世界から飛び出してきたかのよう。