
最後の恋は甘めの味で
第7章 事実
そもそもこの対談が決まったのは今朝の5:00。
オールナイトで....というよりあの出来事ですっかり自分に疲れた俺にとって、そのメールは迷惑メールに等しかった。
すぐに削除しようとしたが、From名が部長ということもあり、仕方なくメールを開いたところ
From:部長
Sub:今日
大手企業の女社長と対談アポが取れちゃった☆上條くんも相席頼みます♡
テンションが朝からうざい部長のご登場。
居酒屋での件で自分の馬鹿さ加減に苛立っていた俺にとってはただの火種に過ぎない。
苛立ちも+し、適当に分かりましたと味気のない返事をしたのが運の尽き。
会社に着き、詳しい話を部長に聞いた俺は即後悔した。
会社名に身に覚えがあったのだ。
「部長、俺やっぱり」
「えー!そう言わないでよ!社長に君のこと教えたらそれはもうご機嫌になったんだから!」
それもその筈だろう。
俺が知っている、ということは相手も俺のことを知っているということ。
為すすべもなく、朝会の時に対談のことを言われてしまい、逃げ場をなくした俺。
ふと視線に入った暁さんはぬぼーっとしていて入る言葉なし、といったところだった。
あんだけ飲めば二日酔いが普通
か
大丈.....
と心配している俺自身に鳥肌を立てた。
オールナイトで....というよりあの出来事ですっかり自分に疲れた俺にとって、そのメールは迷惑メールに等しかった。
すぐに削除しようとしたが、From名が部長ということもあり、仕方なくメールを開いたところ
From:部長
Sub:今日
大手企業の女社長と対談アポが取れちゃった☆上條くんも相席頼みます♡
テンションが朝からうざい部長のご登場。
居酒屋での件で自分の馬鹿さ加減に苛立っていた俺にとってはただの火種に過ぎない。
苛立ちも+し、適当に分かりましたと味気のない返事をしたのが運の尽き。
会社に着き、詳しい話を部長に聞いた俺は即後悔した。
会社名に身に覚えがあったのだ。
「部長、俺やっぱり」
「えー!そう言わないでよ!社長に君のこと教えたらそれはもうご機嫌になったんだから!」
それもその筈だろう。
俺が知っている、ということは相手も俺のことを知っているということ。
為すすべもなく、朝会の時に対談のことを言われてしまい、逃げ場をなくした俺。
ふと視線に入った暁さんはぬぼーっとしていて入る言葉なし、といったところだった。
あんだけ飲めば二日酔いが普通
か
大丈.....
と心配している俺自身に鳥肌を立てた。
