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ディーン×サム

第1章 Forbidden Fruit

「あ、う……」

あまりの苦痛に僕はもがいた。無理だ。こんな狭いところにそんな太いの、入るわけない。どう考えても物理的に無理だ。
だけど兄貴はお構い無く突き進んでくる。兄貴はいつも強引だ。
まあ、もとはと言えば僕が誘ったことなんだけど。というか、僕はただ兄貴に甘えたかっただけだったんだけどな。それがこんなことになっちゃって……。
僕の抵抗に悪戦苦闘しながらも、兄貴はようやく半分ほど入った。

「大丈夫か?」

僕は小さく頷いた。ほんとはちっとも大丈夫じゃなかったけど、兄貴のために辛抱することにしたんだ。何度も言うようだけど、誘ったのは僕なんだから。

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