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ディーン×サム

第1章 Forbidden Fruit

優しくキスをして、僕が落ち着くのをしばらくの間待ってくれていたが、やがて切羽詰まった声で訴えてきた。

「……なあ、もう動いていいか?」

冗談だろ?無理、絶対に無理!
そう叫びたかったけど、兄貴の懇願するような眼差しに僕はつい頷いてしまった。
兄貴の目がギラリと輝いた。ヤバイ、雄の獣の目だ。僕は身震いした。

「行くぞ」

兄貴は先っぽだけ残して僕から出ると、また深くまで入ってきた。

「あ、う」

もう死ぬかと思った。こっちの気も知らず、兄貴はその動作を何度も繰り返す。

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