テキストサイズ

モーテル305号室

第1章 始まりはハタチ。



めぐみの見た目は地味と言っても
決して手抜きなわけではない。

柔らかで艶のある綺麗な黒髪は
ボブカットでいつも毛先はくるんと
巻かれていたし、
メイクもナチュラルで目もとは
大きく開いて睫毛もくりんとカールされていた。

嫌な派手さではなかったからだ。

ゆりはめぐみが風俗嬢をしていた
事実が意外過ぎて
ずっと同じタイプの人間だと思って今のに
違っていたことに
ショックだった。
なにより、2年も同じバイトをして
めぐみが彼との予定もなく、
お互い休みが合えば年中2人で
出かけていろんな話をしてすっかり
仲良しで秘密なんてないと
勘違いしていた事実が悲しかった。

なにより、今月いっぱいで辞めるって…
あと3日じゃないか。

それまで何も知らなかった。

めぐみとの距離を感じた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ