モーテル305号室
第1章 始まりはハタチ。
その後はもうこの件に関しての
会話は触れず、
二人は雑貨屋アルバイトで
お互い初めて顔を合わせた頃の
懐かしい話をして
ゲラゲラと笑い、
くだらないことで気付けば朝まで話してた。
だって二人のバイトあとの
おしゃべりタイムはこれが最後だから。
店長に怒られた日や、
理不尽な客に腹が立った日、
彼と喧嘩をした日、
そんな日はいつもどちらかが
誘って
いつものファミレスで、
いつものクリームたっぷりのココアを
のんでくだらないことで何度も笑っては
ストレスを発散してきてたから。
ゆりはめぐみとこのまま永遠に
連絡も取らなくなってしまう気がして
寂しくて寂しくてたまらなかった。
初めて不安になったのだ。
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