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モーテル305号室

第1章 始まりはハタチ。



めぐみがバイトを辞めて
3ヶ月、ゆりは今まで楽しかったこの
雑貨屋でのアルバイトに
すっかり魅力を感じなくなっていた。


むしろうんざりしていた。


・・・めぐがいないだけでこんなに
つまらないなんて。

それにめぐみが辞めてからも
人件費削減のためか新しいバイトも募集せず、
ぎりぎりの人数で働いてい為
仕事量は倍になった。

そのくせ給料は安い、店長は毎日苛々してる、
放課後買い物にやってくる無駄にうるさい
女子高生たち、


ゆりはうんざりしていた。



辞めたい。


正直めぐみが辞めた一週間後から
今日まで毎日そんなことを思いながら働いていた。


けど、めぐみがいないだけでこんな
気持ちになってたらこの先どこで
働いたって長くは続けられない、
そう思って粘ってやってきた。


だけどもう日々のストレスで限界だった。




もう美容院で2ヶ月は カラーもしていない、
ネイルだってやりたい、
新しい洋服やバッグやヒールが欲しい


あぁ、なんでこんなにお金がないんだろう
お金使いながらも貯金したいなあ
旅行行きたいなあ


・・・今月、何にお金使ったっけ?



多分無駄な何かに出費したんだろうなあ・・・。


ぼんやりとそんなことをぐるぐると
考えていた。



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