特別刑務所(仮)
第2章 入館。
やっとの思いで立ち上がり、後を追った先にあったのは役場と書かれた建物だった。
「ここで住民登録をして晴れてここに正式入館となる。ここの他にもまだ行くところがあるから早く済ませるぞ。」
「・・・」
役場の中は閑散としており利用者も役場の人間も俺らと、事務員らしい人か窓口に一人座っているだけで誰もいないような状態だった。
「新しく入館された方ですね。では、ICチップ及びIC カードのご提示をお願いします。」
「九条元。刑務官番号1544。」
そう言うと九条はICカードを手渡した。
「読み取りが完了いたしました。それではそちらの被験者様のICチップのご提示をお願いします。」
ICチップなんかもらったか?
てか、様って・・・
「その耳につけているのを外せ。」
「ん?これ?」
どおやらピアスではなくICチップだったらしいそれは一センチ画の小さなものだった。
「ここで住民登録をして晴れてここに正式入館となる。ここの他にもまだ行くところがあるから早く済ませるぞ。」
「・・・」
役場の中は閑散としており利用者も役場の人間も俺らと、事務員らしい人か窓口に一人座っているだけで誰もいないような状態だった。
「新しく入館された方ですね。では、ICチップ及びIC カードのご提示をお願いします。」
「九条元。刑務官番号1544。」
そう言うと九条はICカードを手渡した。
「読み取りが完了いたしました。それではそちらの被験者様のICチップのご提示をお願いします。」
ICチップなんかもらったか?
てか、様って・・・
「その耳につけているのを外せ。」
「ん?これ?」
どおやらピアスではなくICチップだったらしいそれは一センチ画の小さなものだった。