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特別刑務所(仮)

第12章 お薬。

「熱い。俺もでよ」

たいして風呂に入ることなくでる。

「ほら。」
「あう!」

九条に引き寄せられ髪を乾かさられる。
その間に体を拭き下着とズボンをはく。上は九条が髪を乾かしているのでとりあえずタオルを羽織る。

「良いよ。ちゃんと、歯磨けよ。」
「うん。」

九条は俺が出てくる前に終わっていたらしく、寝室へ行ってしまった。
俺は上着を着、歯を磨き、瀬川にもらった薬を口に含む。

「アメみたいだし、これもう一回歯磨きしなきゃかな?」

口に含んで数秒で泡のようになり消えていく。
特に体に変化はなく、いつも通りだった。

「んー。これでどう素直になるんだ?」

とぼとぼと、その効果の無さにしょげながら寝室へ向かう。
寝室のドアにてをかけようと腕をあげたときだった。
服が体を擦り、異常なまでに反応する。

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