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特別刑務所(仮)

第12章 お薬。

「・・・へへへーびっくりしたー?るーちゃん。」
「え?」
「そんな、泣きそうな顔やめてよー!ごめんねー、えっとー、和が話していいよって言ったら教えてあげるー」
「ぅえ?なんで?」
「んー、俺はー和のこと好きだからーなにされても平気だよーって言うんだけど和が絶対引かれるからってー」


いつもの瀬川に戻りそういう。
瀬川にとって駒場は本当に絶対なのだろう。

「まっててねー!聞いてくるー」
「えっ、あ、行っちゃった・・・」

引かれるってなに?
何してるわけ?
しばらくすると瀬川が駒場をつれ戻ってきた。


「はぁー、いいの?希沙見られながらするの。」
「うん。別に良いよ。だって、昨日るーちゃんに言ったし!」
「わかった。」

そう言うと、駒場は何処からか黒い鞄をもってきた。
その中身は所謂医療道具が入れられていた。

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