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特別刑務所(仮)

第13章 結果。

「え!学校?」

時計を見ると7時30分を回っている。
焦る俺、至って冷静な九条。
その九条の顔は絶対こうなることがわかっていた顔だ!


「早くその腹の上のものきれいに拭きなよ。」
「わかってるよ!くそー」


俺が処理しているその間九条は瀬川たちに少し待つように声をかけに行く。

「変な臭いしないかな?」
「瑠依、早くしなよなにしてるの?」
「九条!俺臭わない?」


九条の顔がそっと近づく。

「平気・・・だと思う。」
「うーなにそのま」
「大丈夫だろ、早くしないと遅刻するよ」

他人事だと思いやがって!
九条にせかされ仕方なく外へ出る。


「おはよーるーちゃん!早く行こー」
「おう。」

瀬川に抱きつかれドキッとしたがなにも言われなかったのでひと安心し学校へ向かう。

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