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特別刑務所(仮)

第13章 結果。

「はー」
「練どうしたの?」
「いや、章と賭けをしてたんだけどその勝算が無さそうでさ」
「かけー?佐野っちは何賭けてたの?」

珍しく顔色の優れない佐野を心配し狩野と瀬川が問いただす。

「テストの合計点数が495以上ならあの以上なSMまがいをやめてもらうっていう。ただ、俺が負けたらこのままのスタイル継続と一週間外出禁止でノンストップでやろうって・・・」

その言葉にみんな静まり返る。

「つうか佐野ってそんなに頭良いのかよ?それじゃあ5点しか落とせねーじゃん」
「んー、佐野っちは頭良いよー中間テストはパーフェクトだったもん。でも、その顔ってことは自己採点上アウトってことだよね?」
「・・・・・・・・・」

佐野天才だったのか!
ま、頭良さそうだけどさ。
でも、黙りコクるってことはダメだったのかな?

「練?」
「自己採点では492点・・・
ただ、結構厳しめに採点したし、先生が温情かけて採点しててくれればセーフだと・・・
でも、自己採点の点数いったその日の夜と昨日は一切手を出してこなかったからあれは完全に落としていたら今夜鬼畜に変貌する」

全員あの日のことを思いだし佐野を憐れむ目で見つめた。

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