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特別刑務所(仮)

第13章 結果。

「他にはいませんか?」

辺りを見回す動作をする。
誰もあげないことを確認する。

「いないようですね、とりあえず5分ほど休憩を挟みます。」

すると、腹のうえのベルトが外れる。
何人かは教室を出ていく。
その姿を目でおっていると狩野に話しかけられた。

「瑠依君よかったね。テスト。」
「え?あ、うん。ラッキー。そういえば狩野はどうだった?」
「俺?65点。数学は得意じゃなくてさ」

得意じゃないのにその点数はすごいだろ。
そういえば

「佐野は100点?」
「・・・98・・・・・・」
「ははは何間違えたの?佐野っち」
「単純な計算ミス・・・」
「あらー」

少しバカにしたように佐野に話しかける瀬川。
机の上に乗るテスト用紙を見ると点数は100点と書かれていた。


「うわ、瀬川100点・・・」
「へへ頑張ってみました!」
「そのテストと俺の交換しろー希沙ー」
「やー!いいじゃん!ほかは勝ってるんだしー」

そんな二人のやり取りを見ていたら5分が過ぎようとしていた。

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