テキストサイズ

特別刑務所(仮)

第14章 監禁。

「これでお漏らしできないね。さてと、いこうか。」

そう言って手首につけられる鎖をはずし首輪に鎖を通す。
鎖を引かれ渋々四つん這いになりついていく。


「練。外に出させてあげるからね。うれしいだろ。」


嬉しいわけがない。
正直もう腹が限界だ。

「出したいねそれ。お外でしようねー」
「章、それだけは許して」
「だーめ。練のこと最近甘やかしすぎたからさ、躾しなおしだよ。さ、いこうねー」


意気揚々と外へ。前の家・・・狩野の家のリビングの明かりが目に入る。
下手をすればこの姿を見られてしまう。
早く、どこか違う場所に・・・


「夕日君には見られたくないの?」

その言葉に大きくうなずく。
すると、よしよしと頭をなで公園にいこうかと言われた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ