特別刑務所(仮)
第3章 学校。
朝日がカーテン越しに差し込むその光が眠りから覚め始めた瑠依の目に入る。まだ眠いその目を擦り頭の上にある時計を確認した。時計の針は6時30分を指していた。あと5分だけと自分に呟き再び目を閉じる。
「おい、起きろ。」
ゆさゆさと心地よい揺れとほどよく耳に響く低めのトーン。
目覚めよりもむしろ二度寝を促進するかのような心地よさだ。
しかしそれもすぐに終わる。
布団をはがされカーテンを開け窓を開く。外の風が暖まっていた体を冷ます。
「んー。・・・さむっ!」
「早くしろ。」
九条は布団をベッドに戻しながらそう言った。
だが、布団の戻ったベッドは直ぐに体を暖める。そんな布団にくるくるとくるまり九条の方を見ると、九条はこちらに近づくと耳元で
「朝から仕置きされたいのか?」
と呟いた。
その声にゾクッと背中に寒気が走り、布団から飛び出た。
九条の横を通り部屋を出るため扉に手をやりつつ九条が何かしてこないか確認するため後ろ振り向くと仏頂面しかないと思っていた九条が少し笑っているような顔をした気がした。
「おい、起きろ。」
ゆさゆさと心地よい揺れとほどよく耳に響く低めのトーン。
目覚めよりもむしろ二度寝を促進するかのような心地よさだ。
しかしそれもすぐに終わる。
布団をはがされカーテンを開け窓を開く。外の風が暖まっていた体を冷ます。
「んー。・・・さむっ!」
「早くしろ。」
九条は布団をベッドに戻しながらそう言った。
だが、布団の戻ったベッドは直ぐに体を暖める。そんな布団にくるくるとくるまり九条の方を見ると、九条はこちらに近づくと耳元で
「朝から仕置きされたいのか?」
と呟いた。
その声にゾクッと背中に寒気が走り、布団から飛び出た。
九条の横を通り部屋を出るため扉に手をやりつつ九条が何かしてこないか確認するため後ろ振り向くと仏頂面しかないと思っていた九条が少し笑っているような顔をした気がした。