特別刑務所(仮)
第14章 監禁。
「でもさ、練の頑張る顔も好きだからー」
「・・・」
「ね、昨日みたいに苦痛に歪んだ顔も全部。全部。可愛くて仕方ないの。あー、でも駒場さんみたいに壊すほどじゃないから心配しないでよ。」
「・・・俺も章が好き。意地悪してるときの顔生き生きしてる。ちゃんとできると誉めてくれるのも。というより誉められたくて頑張ってるようなものだし・・・
駒場さんほど本当は酷いことしないことも知ってる。ていうか、本当は駒場さんにストップかけさせるために無謀なことしようとしてるのも・・・だから、俺我慢できる。希沙は大切な友達だから・・・
あのさ、俺頑張るから自分のも、章のも飲むからお願い。もう学校に行かせて。」
「・・・ん、ごめんね。駒場さん助けてあげたいんだ。
痛いこととか我慢させてるね。俺、九条先輩ほど器用に割りきれない。あ、でも前に言われたのは根はそれなんだろ?って。希沙君の事心配?いいよ。学校に行って。帰ったらいっぱい愛してあげるから。」
知っている。
章が九条さんを先輩って呼ぶときはあの日の事を思い出してるときだって・・・
本当は優しくて、人を痛め付けるのが苦手なのも。
でも、あんなことがあってからまるで二重人格みたいになっちゃってることも・・・
でも、でも・・・それでも章が好き。
あー、俺章と過ごしてるうちにとんだドMになってるな。
「・・・」
「ね、昨日みたいに苦痛に歪んだ顔も全部。全部。可愛くて仕方ないの。あー、でも駒場さんみたいに壊すほどじゃないから心配しないでよ。」
「・・・俺も章が好き。意地悪してるときの顔生き生きしてる。ちゃんとできると誉めてくれるのも。というより誉められたくて頑張ってるようなものだし・・・
駒場さんほど本当は酷いことしないことも知ってる。ていうか、本当は駒場さんにストップかけさせるために無謀なことしようとしてるのも・・・だから、俺我慢できる。希沙は大切な友達だから・・・
あのさ、俺頑張るから自分のも、章のも飲むからお願い。もう学校に行かせて。」
「・・・ん、ごめんね。駒場さん助けてあげたいんだ。
痛いこととか我慢させてるね。俺、九条先輩ほど器用に割りきれない。あ、でも前に言われたのは根はそれなんだろ?って。希沙君の事心配?いいよ。学校に行って。帰ったらいっぱい愛してあげるから。」
知っている。
章が九条さんを先輩って呼ぶときはあの日の事を思い出してるときだって・・・
本当は優しくて、人を痛め付けるのが苦手なのも。
でも、あんなことがあってからまるで二重人格みたいになっちゃってることも・・・
でも、でも・・・それでも章が好き。
あー、俺章と過ごしてるうちにとんだドMになってるな。