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特別刑務所(仮)

第15章 誕生。

家につき、ズボンを脱がされる。
傷はたいしたことなかったが、大きな痣になり少し腫れていた。

「んー、多分打撲だとおもうけど・・・この薬塗って様子見ようね。明日も腫れが引かなかったら病院につれていった方がいいよ。」
「そうか・・・悪いな。」
「瑠依君、塗るのに触るから痛いけど我慢してね。」
「うん。」

九条の腕をぎゅっと握る。
すると後ろから抱え込むように抱き締めてくれる。

「いっー」
「るーちゃん、頑張れ」
「よし、いいよ。」
「ありがとう。」

膝に包帯を巻かれ固定される。
あまり動かさないようにねと、言われた。
そのため家に帰ってからも九条が運んでくれる。
とはいえ、痛くて自分じゃ歩けないけど・・・
ただその夜はこの足のせいで九条とできなかった。
ただ、ずっと抱き締めるみたいにして
横で一緒に寝れたから良いんだけど・・・

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