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特別刑務所(仮)

第15章 誕生。

そんな沈黙の中いきなり、ドアが開く。

「るーーーーちゃーーーーん!!!!」

おはよー!と勢いよく瀬川が抱きつく。
シャンプーの匂いが鼻をくすぐる。

「希沙、髪濡れすぎ風邪引くからこっちで乾かすよ。」
「へへ。はーい」

駒場につれられ髪を乾かす。
それを待つ間駒場の出したクッキーをひたすら食べた。

「おまたせー!あ、クッキー!俺も食べたい!和!」
「帰ってからにしなよ。練君迎え言って増田におめでとうを言って帰ってくるんでしょ?」

はっ!
そうだった。と言い俺の手をつかみ外へ出る。

「佐野っち大丈夫かな?」
「何が?」
「んー、昨日あのあと木下さんと仲良ししてると思うからさー」

ああ、なるほど。と理解する。
瀬川は佐野の家のドアを躊躇いなく開く。
すると、すぐに佐野が出てきた。

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