特別刑務所(仮)
第15章 誕生。
「はい、じゃあ夕日君の番」
「あ、お願いします。」
狩野が耳にかかる髪をどける。
「本当に髪長いよね。さらさらだし。」
「あ、ありがとうごさいます。」
誉めると増田が嬉しそうにここまで伸ばすのは大変だったんだからと自慢げに話す。
お前が大変だったわけじゃ無いだろと言うがそれでも自慢げだった。
「はい。これで終わり。」
「おー。清臣、これでお揃いでつけれるね。」
「ん、可愛い。」
「ここでいちゃこらしないでくれる?って、希沙!なに生クリーム食べてるの!?」
「うへへ。甘くて美味しいね。」
全く。目を離すとこれだ。
指にベタベタ生クリームをつけ口の回りも白い髭を生やす。
それをタオルでぬぐっていると
入江と佐野もやってきた。
「わ、瀬川生クリームやばいよ。」
「え?だって美味しかったんだもん。」
「ロールケーキどうしよう。生クリーム・・・」
「え!もうないの?」
「ない。」
そんなー、と項垂れるが正直自業自得だよと思う。
だが涙目で和のお菓子が食べたいと頼まれてしまったら仕方がない。
「はー、仕方ないな。ちょっと待ってて。」
あー、俺は希沙にとことん甘いなと思うしかなかった。
「あ、お願いします。」
狩野が耳にかかる髪をどける。
「本当に髪長いよね。さらさらだし。」
「あ、ありがとうごさいます。」
誉めると増田が嬉しそうにここまで伸ばすのは大変だったんだからと自慢げに話す。
お前が大変だったわけじゃ無いだろと言うがそれでも自慢げだった。
「はい。これで終わり。」
「おー。清臣、これでお揃いでつけれるね。」
「ん、可愛い。」
「ここでいちゃこらしないでくれる?って、希沙!なに生クリーム食べてるの!?」
「うへへ。甘くて美味しいね。」
全く。目を離すとこれだ。
指にベタベタ生クリームをつけ口の回りも白い髭を生やす。
それをタオルでぬぐっていると
入江と佐野もやってきた。
「わ、瀬川生クリームやばいよ。」
「え?だって美味しかったんだもん。」
「ロールケーキどうしよう。生クリーム・・・」
「え!もうないの?」
「ない。」
そんなー、と項垂れるが正直自業自得だよと思う。
だが涙目で和のお菓子が食べたいと頼まれてしまったら仕方がない。
「はー、仕方ないな。ちょっと待ってて。」
あー、俺は希沙にとことん甘いなと思うしかなかった。