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特別刑務所(仮)

第16章 測定。

時間になり何時ものように瀬川が呼びに来る。
九条にご褒美期待と行く前に声をかけるとハイハイと適当に答えられた。ちゃんとしたご褒美くれなかったら怒るよ!と、言うとうちの姫は我儘になったなと言う始末。俺が姫じゃない!と文句を言うと早くいきなよといつもの調子・・・まったく。

「九条!ほんとにご褒美してよ」
「はいはい。わかったから本当に遅れるよ?」
「むー、いってきまーす!」
「うん。いってらっしゃい。」


玄関を開け外に出る。
三人がにやけながらこちらを見る。
佐野には朝から仲が良いようでとからかわれる。


「るーちゃん今日の格好かわいいーねー」
「本当は恥ずかしいけどな!ご褒美のため!」
「ご褒美は何がもらえるのー?」
「んー。教えてくれなかった。」

そういえば何くれるんだろう?
そんなことを考えていると後ろで狩野と佐野・・・主に佐野が
夜のことじゃねーの?と話す。
まったく、何で全部そっちに持っていくわけ?
意味わかんないーとふくれ面を向けると瀬川に頬をつつかれた。

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