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特別刑務所(仮)

第16章 測定。

「えーっと、168.5」
「ゆうちゃん以外と大きいのねー」
「そうかな?でも、やっぱり一番は練だね。」

そういわれ狩野と変わるように身長を測る。

「175.2」
「でかぶつ。」

測り終えた佐野に小さく呟く。

「あ?希沙なんだって?距離ありすぎて聞こえなかったわー」
「あら、お宅様耳が悪いようで?よろしければうちの和が手術して差し上げますわ!それも無麻酔で」
「つうか、身長ってそんなに大事なの?」


俺が疑問を投げ掛けると二人は黙る。
あー、別に大事ではないのか。
それなら何故だと、首を捻る俺に狩野は毎年のことだからと教えてくれ。

「さ、体重計らなきゃだからいくよ。」

狩野に言われ佐野と瀬川もそうだなーとついていく。

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