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特別刑務所(仮)

第3章 学校。

「出席をとる。ベルトをつけろ。」

そう言うと教壇からノートパソコンが出てきた。

「るーちゃん、椅子についてるベルト早くつけないと。」
「ベルト?」

椅子の横を触るとシートベルトのようなものが合った。
どおやらベルトを閉めることによりパソコンにデータが送られ出席の確認がとれるらしい。
だが、クラスをざっと見渡すと自分を含め40人程度だろう、その程度なら見渡せばわかるだろ?何でこんなめんどくさい事を?

「新しいクラスメイト入江瑠依が今日より加わった。皆経験あるかと思う。まだここの事を理解していない入江が暴走した場合直ぐに知らせろ。体に覚え込ませることがここでルールを守らせる最善策だ。そうだろ?」

意味ありげにクラスに問いかける。
全員が下をうつむく。
中には体を震わせるものも。

「そろそろ一限も始まる。授業準備をし待機しろ。」


そう言うと教室から出ていった。

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